「美雅は、俺の片思い。それだけ。」

そう言ってもう一回キスしてきた


「雪白くんは、私には笑いかけてくれないんだね、いつも冷たいし。席も隣なのに本読んでばっか。」

「.....」

「それなのに、好きでもない私に、キスしちゃうんだ。」

「...ごめん。」

「いや、いいよ、お互い忘れよう?」

「そうだな、キスしたのも、茅ヶ崎さんが、一瞬美雅に見えた。それだけだよ。」

「ほんとに雪白くん...っサイテー...だよ...っ」

「なんで泣くの...、ごめん、怖かったよね」


「凄く...こ...怖かっ.....たっ...つっ」

ズビズビと鼻を鳴らしながら涙を流す私は雪白くんを困らせてばかりで

花火も終わってしまってた。