｢ほんといきなりお邪魔してごめんね｣
｢いや、暇つぶしに呼び込んだの俺だし｣
｢おもちゃみたいな扱いやめてよ｣
｢ま、嬉しいでしょ？こーゆーのも｣
朝の冷たいスッキリした空気の中2人でゆっくり歩く。
｢また明後日から文化祭に向けて頑張ろうね雪白くん！オムライス美味しかったし螢くんにもありがとうって言っといてよ。｣
｢...あのさ、雪白くんって呼ぶのやっぱり止めない？｣
｢なんで？？｣
｢なんか、螢だけ螢くんってムカつく。｣
｢なら、やっぱり棗君って呼ぶよ。｣
｢...ま、いいんじゃない？｣
｢じゃーね！棗君！｣
｢ばいばい、亜李奈｣
｢！？！？｣
そう言ってすたこらと去っていってしまった。雪白くん･･･じゃなくて棗君。
不意打ち過ぎじゃない？
