アスカは別室に入り願い事を聞く儀式をしていた。
そのころコノハと華は茶の間で一息していた。
「ふー。やっぱりここが1番落ち着くわー」
茶を飲んだ後コノハがうなづいた。
「しっかし不思議よね〜コノハって」
「?」
「だって私が初めてコノハにあった時の姿って狐よ?!その後私が足を滑らせて階段から落ちそうになったのをコノハが変化して助けてくれた。あの時はほんとにカッコよかったな〜きっとあれが人間だったら私絶対恋してたもん!」
「な、なんだよ…急に」
コノハは少しほっぺたを紅く染め、そっぽを向いた。そしてボソッと
「半妖なんていいもんじゃねぇーよ。」
と言った。
華は何かを察したかのように
「アハハそうなんだ!」
と言った。
少し沈黙が続き華が話題を出そうと思ったその時、
ガラガラ!!ドーン!ガッジャン!!と言う激しい音とともに神社が揺れ、崩れて言った。2人は必死に飛び出し助かった。…がしかし、アスカは見当らない。
「アスカーー!!」
2人は必死で探した。するとアスカが下敷になっている所をコノハは見つけ、壁を壊しアスカを抱きかかえた。
すると、アスカは笑顔をつくり急にコノハの腕の中で光となってゆっくり消えていく。
「ァ、アス…ヵ?アスカ!アスカア゙ア゙ア゙ア゙ア゙〜!!!」
コノハの声に華が駆けつけたそしてアスカが光となって消えてゆくのを見た。
華はその場でこの光景を見ていた。
そしてコノハをギュッと抱きしめた。