「また武器が置いてある。

でも、これって……」




下の階からは、ゾンビたちのうめき声が聞こえてきて、「食わせろ!」と、しきりに叫んでいる。




もしかしたら、走り続けるのにも限界があるかもしれない。




どんなに心を強く持っても、走ることができなるときがくるかもしれない。




押し寄せてくる不安が、私の心を押しつぶそうとする。




ねぇ、蒼太。

私たちはどうすれば助かるの?




どうすれば、リアルな世界に帰れるの?