「明日のミッション3は、きっと命がけで、危険がいっぱいだと思う。

私たちの命も危ないと思う。

だけど、蒼太は頼りないから、心配なの。

蒼太って、学校でもいつも本ばかり読んでて、少しも男らしくないでしょ」




「凛子、言い過ぎだろ。

オレだって、いざとなれば……」




「明日だけでいいの。

蒼太は誰よりも強い人になって。

私だって、女だよ。

強がっていても、怖いときもあるんだよ」




私の口からは、やっぱりいつものように、わがままな言葉しか出てこない。




私って、やっぱり損な性格だ。




私は少しもかわいくない。