私は美紗のいる家を出て、夜空を見上げた。




私は悪夢の中にいるはずなのに、見上げた星空はため息が出るほど美しくて、思わず心を奪われてしまった。




きれいな星だなぁ。

私、この星を大切な仲間と見たかった。




麻美、海斗、そして蒼太。




私は大好きなみんなと一緒に、こんなにもきれいな星を……。




私がそんなことを考えているとき、私の背後から蒼太が不意に話しかけてきた。