「凛子、明日が最後の戦いなんだ。

だから、美紗さんの料理を食べて、明日、全力で戦おう」




「蒼太はいいよね、単純で。

蒼太は悩みごとがないタイプだよね」




「悩めばいいってこともないだろ。

オレたちは、死んでいったみんなのためにも全力でミッション3をクリアするんだ。

ドリーム社の思い通りになんてさせない!

オレたちは、リアルな世界に帰らなくちゃならないんだ」




私は蒼太の励ましの言葉で、少しだけ元気を取り戻していた。




そして私は、蒼太と目を合わせ、ドキドキしている自分に気づいて自分の気持ちを再確認する。




やっぱり私は蒼太が好きだ。




他の誰よりも……。

私にとって、蒼太だけが特別なんだって……。