「凛子、大丈夫か?」


「凛子、大丈夫?」




海斗と麻美が、ほぼ同時に私がいる部屋に入ってきて、私を心配して声をかけてきた。




私はそんな二人に微笑むと、言葉を返した。




「ゾンビが突然、襲ってきたの。

でも、私は平気よ。

私は強いの!

私は、簡単には殺られないよ!」




「そうか、それなら良かったぜ」


「私、凛子の悲鳴を聞いたとき、ドキッとして、心臓が止まりそうだったわ」


「凛子は強いよ。

一人でも戦えるから。

オレは凛子がうらやましいよ」




私は私を心配してくれる仲間たちに、心の中で感謝した。