私がドアを開けたその部屋も今までの部屋と同様に、しんと静まり返って、薄暗かった。




私はこの部屋の中を早く調べたくて、足早に部屋の中に入っていった。




〈 ドリーム社のロゴ入りの機械は、たぶん目立つ場所に置いてあるはずよ。

そうでなくちゃ、誰もそんなものを見つけられないから。

ミッション1でプレイヤーが全滅するなら、
『ゾンビ街』は欠陥ソフトよ。

絶対にわかりやすい場所にあるはずよ。

机の上とか、壁に据え付けられているとか…… 〉




私がそんなことを考えながら、部屋の中を探っているとき、
私の背後でガタンと音がして、私はその音にビクリとして立ち止まった。