私たち四人は、このフロアーのすべての部屋を探しても、ドリーム社のロゴ入りの機械を見つけられずに、
広い廊下で顔を合わせた。




「どうやら、ここにはないみたいだな」




「うん、そうみたいだね」




「それじゃ、下の階に行きましょう。

私たちには、まだまだ探さなくちゃならない部屋があるわ」




「みんな、何かあったら、声を上げて仲間を呼ぶんだ。

オレたちは絶対に遠くには離れずに、助け合わなくちゃならない。

ヤバイときは、助けを求めろ!

いつだって、オレが駆けつける」




海斗はそう言って、先頭をきって、下の階へと向かっていった。