「由希はオムライスね。

 黒斗君は決まった?」


黒斗のことは
君付なのか…

ま、
気にしないんだけどね


そんな事を
考えながらも、

黒斗の
返答を待つ。

「俺…

 自分で
 頼むから…」


そう言うと、
黒斗は、
少し黎氏の
方を睨んだ。

そんな事は
お構いなしに、

黎氏は、

「そう?」


ニッコリと
笑っている。