同室者が 黎氏だと分かり、 とりあえず、 安堵のため息が漏れる。 それと同時に、 ぐぅ という恥ずかしい お腹の音が鳴る。 「あ……」 私が思わず 赤面していると、 黎氏が 「ははっ」 と笑ってきた。 私は、 笑わないでよ という目で 黎氏を見る。