黒斗に
秘密がある事を、

罪悪感に思いながらも、

黒斗に声を掛ける。

「309と310って事は、

 3階って事かなぁ?」

「…たぶん。」


自分たちの寮が、
3階だろうと
分かったので、


とりあえずは
エレベーターを待つ。




チーン



エレベーターが
着いた音がした。

「あっ、来たね。

 じゃ、乗ろっか。」

「…うん。」


そう言うと、
黒斗は、エレベーターに乗る。

それに続いて、
私もエレベーターに乗る。