「あっ、そうだ。

 黒斗さぁ、
 一緒に寮行かない?

迷ってたから、
 丁度いいや。」

「いいよ。
 …でも、
 俺も場所知らない。」

「えっ!?」

ど、
どうしよう…

黒斗も知らないんじゃ、
私達、
いつまでたっても
寮に
辿り着けないのでは…?

「でも、
 庭の行き方なら、
 分かる。」

「ホントッ!?

じゃ、
 とりあえず
 庭行けばいいよね!!」