あっ、
でもこれ以上

鎮先輩とは
一緒に居たくないな…

鎮先輩には
悪いけど、


なんだか
さっきから
周りの視線が何故か痛い。

もう、
ものすっごく痛い。

突き刺さって、
貫通しそうな位。

「寮?

案内して欲しかったの?」

「いっ、
 いえいえ、

 滅相もございません!!

 そっ、
 それではっっ!!」

私は、
そう言って、
また走り出す。

今度は、
つかまらずに、
逃げる事が出来た。