すると、

私の前を、
明らかに

先輩です

というような
風貌の人が
通り過ぎた。

私は、


この人だ!!


と思い、
すかさず
声を掛ける。


「あっ、
 あのぉ……」


私は、
少しおどおど
しながらも、
声を掛ける事が出来た。