すると、

そのすぐ後、
左側に
黒斗が座った。

「あ、
 黒斗隣なんだ、
 やった!!」


願いどおりの
隣の席に、
私は喜ぶ。

「ん、
 俺も嬉しい」


と、
黒斗は、

毎度のことながら、
私に抱きつく。

なんか
これにも
慣れてきたな

と、
私は思う。

「おい、
 何してんだ。」


隣の席に
喜んでいた私達に、


とてつもなく
ドスの効いた
低い声がくる。