「いや、ホラ、
 早くしねぇと
 授業始まっちまうし。

 それに、
 俺、お前等の
 担任じゃねぇし。」


彼は、
それだけ言うと、

先ほどまで
座っていた
イスから
立ち上がり、


じゃあな



手を振って
職員室を
出て行った。


「「「………」」」


仕方ないから、
理事長先生の所まで
行かなきゃダメかぁ…

「じゃ、
 しょうがないから
 理事長先生の所
 行こっか。」


私は、
そう言うと、
理事長室のあると思われる、
最上階を目指した。