「あれぇ~?」


何度探しても、
私の名前は見つからない。


なんでだろ、
入学したことに
なってないのかなぁ?

いや、
そんなハズないか。

だったら、
部屋だって無い
ハズだし…


「由希…
 どうしたの…?」


私と一緒に
クラス表の所まで来た
黒斗が心配する。

「いや、
 俺の名前
 載ってないんだけど…」

「由希の名前…
 さっき見たよ…?」

「えっ、ホント!?
 何処で!?」