「由希!!」

そして、
また昨日と
同じく、

私に
抱きついて来る。

「ね、
 黒斗もう
 準備出来た?」

「…ん、
 俺は出来た…」

「ホント?
 じゃ、
 一緒に行こっ♪」

「うん…」


黒斗は、
嬉しそうな顔を
していたが、

後ろに居る
黎氏に気づいた途端、

また納得の
いかないような
顔をしていた。