母に追いつこうと思っても、無理なのが分かった。
母は僕の誕生日2月28日に亡くなった。
父は泣いて、一緒に寝ている話をしてくれた。
「私は母として全力を尽くせたのかと、困っている息子を助けれたのか。」と
「母さんはな、責めてお前の誕生日の日に死にたいと今日を選んだんだよ。これが最後の孝雄にあげる誕生日プレゼントだって」
どこまでも責任感の強い母は、結局僕ばっかりを考えてくれたのだった。
母が元気な時に、伝えてくれた言葉。
「私はね、あなたが楽しく過ごせればそれで良い。」はそのままだったのかもしれない。