「俺様だからな。」

「むかつきますね?」

「お前が毒はいてるの初めて見た。」

「私だって、毒はくことありますよ。」

家族の前だったらよくはいてたけど。

久しぶりにはいたな。

「お前兄弟いんの?」

「はい。五人兄弟の4番目です。」

「5人!?お前そんないんの!?」

すっごい驚いてる。

まぁ、慣れてるけど。

男3人女2人の兄弟。

昔は普通に仲良かったけどなぁ。

「あの、もう寝ません?12時なんですけど。」

「そっか、一緒に寝る?」

「はぁ!?」

優弦君と一緒に寝る!?

「嘘だけど。」

「嘘!?」

「お前と一緒に寝るわけねぇだろ。ばーか。」

ほんと、腹立つ。

「おやすみぃ。」

そう言って、私の頭をぽんぽん叩いて自分の部屋に戻っていった。

また、胸が締め付けられた。