「おいっ、ブス」
その永遠の声で、我に返る。
「ブッ、ブス?!そりゃ、私は可愛いと言える顔じゃないけど、はっきり言うことないじゃない!」
永遠は、意地悪な笑みを浮かべる。
「やっぱ、お前他の女と違うな」
そう言うと、永遠は私の唇に永遠の唇を重ねた。
「んっ…んんっ!」
息が出来なくて、苦しくて身悶えていると永遠は、しばらくして私を解放した。
「なっ、何するの?!はっ…初めてだったのに!最低!」
「これが俺のルール…今から奴隷にしようと思ったやつにキスすんだよ…」
私は、頭に血が上り永遠の頬を思いっきり叩く。
「あんたなんて、最低のクズよ!」
私は、教室から逃げ出す。
目から涙が溢れ、止まらない。
「うっ、うう(泣)」
すると、誰かにぶつかる。
「…あっ、ごめんなさい」
「どうしたんですか?佐倉さん」
見上げると先生が、居た。
「せんせぇっ!(泣)」
私は、先生に抱きつく。
「保健室、行きますか?」
「うん…」
私は、保健室で永遠にされたことを話した。先生は、残念そうに聞いていた。
「そうですか…では、その嫌な思い出を私でいい思い出にしましょう…」
先生はそう言って、私にキスをする。永遠と違って、優しいキスだった。
「佐倉さん、私と秘密共有しましょう…」
「はい…先生となら…」