『「着いた!」』

目的のホテルにようやく着きました。


「国山様 と結城様でございますか?」


『「はい。」』


かっちりしたスーツを着て カッチカチに髪の毛がセットされてる男の人が自動ドアを通り抜けてすぐに話しかけてきた。


「お待ちしていました。ご案内いたします」


大きい荷物をフロントに預けて なんとなく緊張しながらついて行く


エレベーターに乗って、男の人が押したボタンは1番上


思わず2人で顔を見合わせた


案内された場所は 高級な和食のレストランのようだ。


「お連れいたしました。」


レストランに入ってから案内されたのは個室。


「待ってたわよー。遅かったじゃない」


「電車乗れたか?」


「よく来れたわね。疲れたでしょ」


「心配したよ。無事でよかった」


上から私のお母さん→お父さん


玲那のお母さん→お父さん の順だ。


玲那の両親は 玲那のお父さんの仕事の関係で元々アメリカにいて


玲那がアメリカの小学校にはいるときには もう日本に戻っていたから


玲那のお母さんとお父さんに会うのは 今回が初めて


『はじめまして、国山 凪です。』


「はじめまして、結城 玲那です。
なんか、変な感じするね」