お昼近くになるとだるさは震えに変わった。



昼食の前の授業は移動しなければならなかった。



イスから立ち上がり教科書と筆記用具を手にする。



「葵さん、顔色が悪いよ?気分悪いんじゃない?」



「そんな事ない・・・・」



そう言った時、めまいに襲われた。



「葵さん!保健室へ行きましょう」



恭臣はなぜ日本へ葵が来たのか聞いていた。



辛い事があったばかりで無理がたたったのでは?