席に着くとメイドがイギリス式の朝食を運んできた。



紫月はコーヒーを飲んでいるが葵の前に出されたのは紅茶だった。



葵の好みを事前に教えられているようだ。



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「用意はいいか? 出かけるよ」



「出かけるって学校に紫月も付いて来てくれるの?」



一人じゃないのなら心強い。