「おはようございます 葵様」



宇津木が階段の下で待っていた。



「おはようございます 宇津木さん」



宇津木に微笑む。



宇津木は葵に手を差し出した。



「?」



「カバンをお持ちいたします」



びっくりしているとカバンは宇津木の手に渡っていた。