これじゃ・・映画のプリティーウーマンみたいだよ・・・。



たっぷり服を買った紫月と葵はロンドンの街を歩いていた。



もちろん2人の後にはさりげなくボディーガードがついて来ている。



紫月が留学中の時はたしか大人の男の人がいつも一緒にいたのを思い出した。



あの人はボディーガードだったんだ。



なんとも思わなくて一緒に遊んでもらった事もあった。



「次は・・・・」



紫月の視線がショーウインドーの靴に移った。



「ダメっ もうたくさんだから 帰ろう?」



一財産、紫月に使わせてしまって気後れしている。