パパの書斎のドアが開いていた。



紫月はパパのコンピューターをいじっていた。



葵が入り口に姿を見せると紫月が顔を上げた。



「葵 起きたのか、気分はどう?まだ顔色が悪いな」



お葬式の後、葵は体調を崩してしまったのだ。



「もう大丈夫」



手招きされて紫月の元へ行く。



葵は紫月の膝の上に座らされていた。