イギリスへ帰るまでの4日間は紫月の部屋で過ごした。


イギリスへ帰ったらもう紫月の事は忘れるからね・・・。


銀色のサラサラの髪に紫暗色の瞳の紫月。


完璧な容姿を持った葵の愛する人はいくら泣き叫んでも帰ってこないのだ。


あたしがずっと泣いて暮らしたら紫月は悲しむ・・・。


紫月からもらった物はすべて置いて行く。