テーブルの料理がきれいになくなった。


自分も食べたが葵も良く食べた。


かなりお腹がすいていたらしい。


「もうお腹いっぱい」


ドレスのウェストがちょっと苦しい。


「食欲も出てきたみたいで安心したよ」


「うん もう大丈夫だから」


「葵、心に溜め込まずになんでも言えよ?」


紫月はテーブルに置かれた葵の手に手を重ねて真剣な表情で言った。


「はい」


手に置かれた紫月の手を意識して恥ずかしそうに返事をしたのだった。