ホールに5メートルのクリスマスツリーが置かれてた。


ブルー系でまとめられたツリーは洗練されていて美しい。


そのツリーを見た瞬間、葵はツリーに目を奪われた。




女性はきらびやかなドレス、男性はフォーマルな姿でホールは大勢の人が来ていた。


紫月が葵と共に会場へ入るとざわめきがピタッと止まった。


その静けさが怖いくらいだ。


招待客で知っているのは恭臣位しかいない。


招待客は主に紫月の仕事の付き合い関係ばかり。


だがすべて上流階級と言えよう。


女性客はドレス姿が様になっていた。