耳にキーンと言う音は相変わらず寝る時もしていたが気にしなかった。


葵は幸せを感じて眠りについた。


そばに紫月がいてくれるという安心感で。




紫月はしばらく見ていたがノートパソコンを開き仕事を始めた。


葵の万が一の異変に気づく為にそばで仕事をする。


すでに真夜中の12時を回っていたが海外との仕事は今の時間でもまったく不都合が無かった。



それから2時間仕事をしていたが葵がうなされる気配はなかった。


(そろそろ寝るか・・・)


長い距離飛行機に乗っていた疲れが出て来た。


紫月はけだるげにノートパソコンを閉じると立ち上がった。