紫月に推されてクリスマスパーティー兼婚約披露パーティーを12月23日に行う事になった。


そして約束どおり紫月は日曜日、時間を作ってくれた。




2人は運転手付の車に乗りこむ。


今日、紫月は運転しない。


「どうして紫月が運転しないの?」


ちょっとした疑問。


「せっかく一緒にいられるのに運転していたらいちゃいちゃ出来ないだろ?」


なんて答えが返ってきた。


あきれちゃうやら嬉しいやらだ。


隣に座った紫月はずっとあたしの手を握っていてくれている。