「では美緒と理沙子さんに持って帰ればいい」



理沙子さんとは ママの事。



「うん」



でも 紫月に会ったって言ったらどうして連れてこないって殺されそうだよ。



ようやくいつもの平常心に戻った葵。



久しぶりに会った紫月との話は楽しく葵は頬を赤らめながら話をしていた。



聞き上手な紫月は葵の話ばかり聞き、自分の事はあまり話さないのだが。



話している途中、メイドさんに残りのケーキを箱に詰めてもらい大きな冷蔵庫に預かってもらった。