2人の婚約に宇津木や貴子は喜んだ。


「おめでとうござます お似合いのお2人ですわ」


貴子が嬉しそうにお祝いを言ってくれて葵はにっこり笑った。


「ありがとう 貴子さん」


指輪をはめた葵の表情は今までで最高に幸せそう笑顔だ。


そんな葵を見て紫月はうれしい気持ちを隠せない。


「葵」


紫月が葵に腕を伸ばす。


「きゃっ!」


紫月の腕に引き寄せられた葵が驚いて声をあげた。


そんな2人に宇津木も笑みを浮かべた。