翌日2人は朝食を食べ終わると帰る仕度をした。



葵は紫月の手を引っ張って1階のロビーにあるみやげ物売り場に来た。



土産物を見ているのは葵で紫月はぶらぶらと葵の後ろから付いていると言ったところだろうか。



女の子だから買い物は楽しいらしい。



可愛らしい根付けのキーホルダーを見て楽しそうだ。



「紫月、お揃いのものが欲しいな」



後ろにいる紫月に振り返ってキーホルダーを見るように言う。



「好きなものを選ぶといい」