「少し眠るんだ あとでまた来るから」



紫月は額に軽くキスをして出て行った。



しばらくして約束どおり白いシャツとジーンズに着替えてきた紫月が部屋に入ってきた。



うとうとしていた葵はドアの音で目を開け紫月に微笑みかけた。



「葵・・・」



愛しい葵・・・



紫月はベッドに近づくとベッドの端に座る。




「・・・ごめんね・・紫月・・・」



忙しいのに心配ばかりかけてしまう。