葵を見つめる目は温かみをおび、一点の陰りもなかった。



「本当・・?」



紫月は微笑むと、半ば開いた葵の唇をキスでおおった。



「昨日のきれいな人は?」



キスの合間に葵が聞く。



「見習い秘書だよ」



葵の唇から離れると細いうなじに口付ける。



「ぁん・・」



葵の身体が紫月の愛撫で翻弄されていた。