明け方、紫月の元へ学校の警備員から連絡が入った。



朝の5時に見回りをした時に塀に寄りかかり眠っている葵を見つけたのだ。



知らせを聞いてホッとする。



宇津木から恭臣に連絡をするように言い、紫月は自分の運転で学園に向かった。



こんな時間なのでボディーガードは付いていない。



葵は車で10分ほどの所に居たのだ。