「すみませんでした 僕が葵さんを連れ出さなければ・・・」



「いや・・ 明日は学校だろう、もう戻るといい」



「はい・・・・」



恭臣はしぶしぶ敷地内の自分の家へ帰った。



葵が戻った時は何時でも連絡をするという約束をして。



紫月は一晩中起きていた。