「傷跡残らないかな?」



「すぐ直るよ、こんな傷ぐらい 気にしないで」



そこへ貴子が冷たい氷がたくさん入ったアイスティーを持ってきてくれた。



「ありがとう 貴子さん」



恭臣がグラスを置いている貴子にお礼を言う。



恭臣君と貴子さん?



恭臣君の様子がなんとなくおかしい。



貴子さんの事を気にしていると言うか・・・



わからないけど恭臣が貴子を見る目はあたしを見るのとは違う。



貴子はふたりににっこり微笑みかけるとサンルームから出て行った。