「君の主治医、そして紫月の幼馴染、榊 京一郎 京先生って呼んで 」



軽いノリ・・・



なんか医者っぽくない・・・。



「紫月の幼馴染?」



この人の方が紫月よりずっと年上に見える。



「あぁ・・・失礼 生まれた時から奴を知っているんだ」



葵は納得して頷いた。



「咳は?」



医者の顔に戻り、真剣になる。



「時々・・」



「喉はまだかなり赤いからね 眩暈は?」



カルテに書き込みながら聞いていく。