「ゆっくりお飲みくださいね」



葵は少し身体を起こされコップの水を飲んだ。



飲み終わると看護師は葵の熱を測った。



体温は38度、まだ熱がある。



葵はお粥を少し食べると再び眠った。



眠りにつく前に考えたのは紫月の事だった。



迷惑ばかりかけている・・・・。



パパ、ママ、美緒・・・・。