翌日、早朝に紫月が様子を見に行った時も葵はまだ寝ていた。



あれから一度も目を覚ましていないらしい。



京一郎が朝一番に葵の様子を見に来た。



紫月に診察するように朝早くに電話で念を押されたのだ。



昨日の発作が紫月に堪えたようだ。



葵はまるで眠り姫のように静かに眠っていた。