屋敷に戻りメイドの貴子に葵の着替えを頼むと医師を待つ。



5分後、結城家の主治医の息子 榊 京一郎が到着した。



看護師を一人連れている。



「久しぶりだな?」



京一郎がベッドの横のイスに座っている紫月に言う。



「俺なら榊は必要ないからな」



そう言ってイスから離れて京一郎に場所を譲った。