「先生!」



「あらっ」



今日の朝から転向してきた少女の話を生徒から聞かされていたので葵を目の前にして小さく驚く。



この学園の生徒の顔は全員覚えているからすぐに転校生の葵だと判った。



「そこのベッドに寝かせて」



恭臣に指示をする。



ベッドに寝かされた葵は肩で荒い息を繰り返している。