花恋side
“ピピピピピピッ”
アラームの音で目が覚める。顔を洗って、制服に着替える。そして、朝ご飯を作る。だいたい作っている途中できょうちゃんがおりてくる。ん??だけど今日はなぜだかきょうちゃんがおりてこない。寝坊でもしたのかと思ってきょうちゃんの部屋に言ってみた。呼んでも返事がない。「入るね~。」そう言ってきょうちゃんの部屋に入った。そしたら、きょうちゃんがすごく苦しそうな顔をしてて、おでこを触ってみると、とてつもなく熱かった。急いで体温計を取ってくると、39度5分あった。大変だ。とりあえずおかゆを作って、寝ていてねと伝えた。すると、きょうちゃんが「うん。ありがと。」と言った。なんか素直なきょうちゃんかわいいな~。
HRが終わってダッシュで帰った。帰ると空になったおかゆの皿が置いてあった。きょうちゃんがいない。あ、お風呂だね。きょうちゃんがお風呂からあがって出てきた。もう一回おかゆ食べたいと言われた。できたのをきょうちゃんの部屋にもっていくと、きょうちゃんが「熱いから食べさせろ。」と言ってきた。もういつもの俺様きょうちゃんに戻ってるなと思った。「フーフー」して、きょうちゃんに食べさせた。きょうちゃんはどことなく顔を赤くしていた。すると、
「花恋、お前が好きだ」きょうちゃんが私に向かって言ってきたテンパってると、
「お前が作るおじやがな、好きだ」あ、なんだ。おじやか。でも、ちょっと嬉しかったな~。