体育館の方を見てみると、

バスケ部が朝練で紅白試合をやっていた。


「は~また津崎ファン。さすが、有名だよね~」


津崎…??


「何?上手な選手でもいんの?」

「いや、顔がイケメンすぎてファンクラブまであるの

 入学式から有名だったよ?柚菜知らないの?」


やば…すご…って


「あっ!!!!!!!!!!!!!!!」



あたしが大声で叫んでしまった為

バスケ部の人達も津崎ファン達も静まってしまった


昨日のイケメン君!!!!

「ちょっ、柚菜!あ、失礼しましたーっ!」


実優があたしを連れて一目散に体育館から離れて行った。


「何何何!?いきなり大声出すからびっくりしたよ!」

「いや、あれ昨日のイケメン君っ!」

「え!津崎祐太!?嘘!?」


ここの学校だった事にすごくびっくりしちゃった


「あの津崎祐太から助けてもらうって凄く得だよ!

 でもね、柚菜…気を付けてね。

 津崎ファンから目を付けられるとめんどくさいから」


お…恐るべし津崎ファン…