「安易に話さない方がいいね…折角の

 楽しい高校生Lifeを無駄にしてしまう…」


「ま、あっちも用が無い限り話しかけては

 こないと思うし!でも、違うクラスでうちの学年

 7クラスあるのに何で柚菜の事知ってるんだろ?」


そういえばそうだよね…うーん…なんでだろ?


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1限目が始まる前移動教室だった為、

実優と廊下を歩いていた時


「あ、このクラスが津崎のクラスだよ」

ふーん、5組か。あたしは1組で

こんな遠いクラスなのにあたしの事を知ってるんだろ?


ふと教室を見てみると

教室の端に友達に囲まれている津崎祐太がいた。


あっ、目があった


「小嶋さん!」

え、こっち来る!え!え!


「昨日大丈夫やった?ちゃんと変な人に絡まれずに

 ちゃんと帰れた??」


「あ、うん。大丈夫だったけど…一緒の学校だったんだね」

「あ、俺の事知らんかった?まあ、そうよね!

 クラス全然違うし!そりゃそうやね!」


昨日と全然違う人みたいな感じで

子供みたいに笑う人だった。


それより、周りの女子の視線が痛いんだけど…

「と、とりあえず行くね!昨日は本当にありがとう!」


と、挨拶を交わし津崎祐太は手を振って

バイバイした。


「早速、津崎君話しかけてきたね!すごい目の保養になりましたわ~」

「それより、女子の視線!怖かった!」

「本当…怖かったね!(笑)でも、周りの女の子より

 柚菜のが強そうだから大丈夫だよ←」


実優のお尻に一撃をしてやり、教室に向かった。